金曜ロードショーで「思い出のマーニー」が放送。里親や養子の課題である「真実告知」を考えさせられる映画だ。




こんにちは、timcoです。

 

毎年、金曜ロードショーでは「夏のジブリ!」として様々な作品が放送され、毎年楽しみにしているんです。2017年度の夏は「思い出のマーニー」が金曜ロードショーで放送されます。


この作品っていわゆる「トトロ」とか「もののけ姫」に比べて、知名度自体は低かったので最近まで見た事無かったんです。

ただ、不妊治療がキッカケで里親・養子縁組をやるということを決め、それらに関することをいろいろな事を調べるうちにこの作品を見る事になりました。

[blogcard url=”https://ouchinikaerou.com/2017/04/18/profile/”]

里親・養子縁組みを考えている自分にとっては様々な事を考えさせられる作品でした。

思い出のマーニーってどんな映画?

登場人物

佐々木 杏奈(ささき あんな)

中学一年生。生みの親は交通事故にて他界してしまっている。養護施設から佐々木家に養女として引き取られる。自分が養女ということで頼子に対して壁を作っている。

 

マーニー

杏奈が持病の喘息の療擁のため訪れた海辺の街にひっそりと経つ建物に住んでいる。杏奈と出会い、共通点が多く2人は意気投合するが、実は杏奈が幻想の存在。実際は杏奈の実の祖母の幼少期の姿である。

 

佐々木 頼子(ささき よりこ)

杏奈の育ての母親。杏奈の事を本当に大事に思っているが、杏奈が壁を作っている事で関係を踏み出せずにいる

 

大岩夫妻(オオイワ)

頼子の親戚。杏奈の療擁中の滞在先の夫婦。とてもおおらかで細かい事は気にしない。

あらすじ

あらすじは以下のサイトにくわしく詳細が書いて頂いていたので、ご参考にさせて頂きました。

[blogcard url=”http://nami-machi.net/2015/10/09/2243″]

 

この映画で考えさせられるポイント

頼子と杏奈のわだかまり

杏奈も、なぜ自分が養子になったかは分かっているんです。両親が交通事故で無くなって、児童養護施設から頼子に引き取られたという事。

 

 

ただ、どうしても杏奈は「生みのの親に置き去りにされた」という気持ちが拭えなかった。どうしても頼子の事を「お母さん」とは呼べず、「おばさん」と呼んでいた。

 

そんなとき、偶然にも机の引き出しからある書類を見つけてしまったのです。

 

市から養育手当をもらって子どもを育てていることを知った。

杏奈は偶然にも机の引き出しから、市からの「養育手当」つまりお金をもらっていることを知った。そういったお金で自分は頼子に育てられているという事を知ってしまった。

 

おそらくですが、頼子は既に養子として杏奈を引き取っているので、里親の種類的には「養子縁組里親」にあたるのでしょう。あまり一般の方には知られていないかもしれませんが、里親って市区町村から手当が出るのです。

 

[blogcard url=”https://ouchinikaerou.com/2017/05/02/post-154/”]

 

そんなこともあって、頼子と杏奈の間にある壁はますます大きくなるばかり。

ストーリーは最終的には頼子と杏奈のわだかまりは無くなり、本当の親子としての一歩を歩んでいく事になりますが・・・・

 

この映画で描かれている頼子と杏奈の心の壁って、現実に実際に里親をする上で避けては通れない課題だと思うのです。

 

 

実際に子ども達は里親が手当をもらう事に対してどう感じるのか?

私は実際にまだ里親として子どもを養育していないため、当然ですが手当などについても受給している訳ではありません。

 

実際に里子・養子として育てられている子どもの意見は聞いた事は、まだないです、子ども達にも色々な考えがあると思います、、、

 

ぼくの想像だけで言わせてもらえば、大多数の子どもは、杏奈と同じように肯定することはできないと思います。

 

杏奈も中学生という多感な時期にこの事実を知って、自分の中だけで誰にも言えず苦しんでいました。

手当のことだけではなく「自分が里子・養子」ということで、悩みを感じている子ども達は大勢いると思う。

 

早めの真実告知をすることが重要

里親・養子縁組を行うにあたって重要視されているのが「早めの真実告知」です。

真実告知とは、里子・養子として迎えた子どもに対して「血は繋がっていない」事を告知すること。里親の研修などではこの真実告知を出来るだけ早い段階で行うべきとされています。

その理由は多感な思春期に告知をされるより、幼少期から何回かに告知をし理解するように教えていく事。

重要なのは、告知をした上で「血は繋がっていないけれども、あなたは大事な家族」であることを時間をかけて伝え、子どもに理解してもらう事。これも含めて真実告知だと思っています。

 

杏奈と頼子が心の壁を作った「頼子が里親として手当をもらっていること」を理解できるように伝えるのもこの真実告知といえます。

 

重要なのは、幼少期から早めに真実告知をすれば問題ないのか?っていうことではないということ。幼少期から行ったとしても、その子が受け入れられない場合もある。当たり前ですが、この「真実告知」という課題は、簡単に乗り越えられるものではないだろうと思っています。

 

まとめ

思い出のマーニーという映画は、ぼくのような立場の人間に取っては色々な事を考えさせられる映画でした。

養子や里親ということをメインにした映画ってあんまりないです。これからぼくと同じように里親や養子を家族として迎える人にとっては、一度は見たほうがよい映画だと思います。

 
 




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です