こんにちは、里親ブロガーのtimcoです。
現在、里親として0歳児の赤ちゃんを育てております。
実は僕たち夫婦は、里親を始める前から犬と一緒に暮らしており、自他共に認める犬好きです。
動物系のTVやニュースは、特に犬関連であれば、つい目がいってしまいます。
彼らは癒しを与えてくれる、僕たち夫婦にとって、とても大事な存在です。
だからこそ、里親として赤ちゃんを委託されるという話になった時に悩みました。

なので今回は、実際に先に犬と一緒に暮らしていたわが家が、里親として赤ちゃんを新たに家族として迎えて、どんな風に暮らしているのか、実際にご紹介したいと思います。
目次
犬は赤ちゃんに対してどんな思いを感じているのか?
まずは実際に半年間一緒に暮らして感じた犬側の気持ち(あくまで僕の推測ですけど)
うちの犬の場合は
- 赤ちゃんは、自分より下の存在。
- でも、家族の中のボス(妻)が大事にしているから、とりあえず敵じゃない。
- 正直、今のところ赤ちゃんにあんまり興味ないかな
と考えているんじゃないかと、普段の犬の様子を見ていて思います。
犬は優先順位をつける動物
『犬は家族の中で優先順位をつける動物だ』というのは有名ですよね
犬が飼い主の言うことを聞かなかったりするのは、『自分が飼い主より上だ』と認識しちゃっているからと言われています。
- 散歩するときに飼い主の意図しない方向にどんどん引っ張ってしまったり
- 甘噛みしたり
- 家族に対してマウンティングしたり知らない犬に吠えかかってしまったり
こういった行為が見られたら、もしかしたら犬はアナタのことを自分より下だと思っているかもしれません。
うちの犬は完全に言うことを聞く訳ではないですが、わりと優先順位はつけられているんじゃないかと感じています。
多分、犬の中では
- 妻
–超えられない壁、絶対的存在– - 僕(timco)
- 犬
- 赤ちゃん
のような優先順位があるんではないかと思います。
僕より妻の方が上なのは、やっぱり普段の僕と妻のやりとりを感じているからw
犬って言葉こそ通じないですけど、だからこそ、その場の雰囲気とか人間の表情をすごい感じ取ってきます。
例えば、僕と妻がちょっとケンカしていると
「2人ともどうしたの〜?」
と不安そうな顔して、寄り添ってきます。
犬を飼っていない人は
「そんなバカな・・・」
かもしれませんが、ホントです。
犬のおかげでそこまで深刻なムードにならず、何度も助けてもらっています。
赤ちゃん=僕らが大事にしている存在だということは分かっている様子
じゃあ、犬にとって赤ちゃんはどんな存在かというと、決して自分より上だとは見ていないように見えます。
YouTubeにあるような「赤ちゃんを守る犬」みたいな行動は無いですね・・・笑
でも、普段から「赤ちゃん=妻や僕が大事にしている存在」ということを感じ取ってくれていると思います。
犬が赤ちゃんに対して噛み付いてしまったり、マウンティングをしたりというような、赤ちゃんを怖がらすような行動はしていません。
犬の方から赤ちゃんに対して寄っていく・・・というのは現在のところあまり見られません。
ですが、赤ちゃんが泣いてたりするとちょっと寄り添ってくれる姿を見せる時もあります。
赤ちゃんってまだ「自分のもの」「犬のもの」って区別は当然つきません。
そのため犬のおもちゃを取っちゃうことがあるのですが、そんなときも犬は赤ちゃんに譲ってあげたりします。
どちらかというと「お兄ちゃん」みたいな存在として、赤ちゃんの成長を見守ってくれています。
赤ちゃんは犬に対してどんな思いを感じているのか?
まだ赤ちゃんは喋ることはできないので、こちらも僕の推測です。
一緒に暮らして半年、赤ちゃんは犬がいることで感情豊かになり、安心感を得ていると感じます。
犬がいることが前提のわが家
わが家の場合は前述の通り、既に犬がいるという生活をしていました。
そのため、赤ちゃんにとっては「家に帰れば、犬がいるのが当然」なのです。
なので、家に帰って犬の鳴き声が聞こえると、安心したような顔をするのです。
例えば、初めての場所へお出かけしたとき(犬はお留守番してる)や、知らない人に沢山会ったとき。
赤ちゃんにとっては「ここはどこだろう?」って不安になりますよね。
そんなとき、家に帰って留守番してくれていた犬が迎えてくれると、赤ちゃんも安心した様子になるんです。
「家に帰ってきた」というような表情になって、よく寝てくれます。
犬が家族でいれてくれるからこそ、赤ちゃんに「家に帰ってきた」という安心感を与えてくれています。
犬の行動に対して爆笑する
うちの犬は、ボール遊びが大好きなのですが、犬とボールで遊ぶ姿に対して、赤ちゃんが爆笑します。



赤ちゃんってこちらが「何がこんなに面白いのかなぁ?」ってことに爆笑したりしませんか?
犬が走ったり、ボールをとろうと必死になっている姿や音が、うちの赤ちゃんにとっては笑いのツボらしいです。
最近、久しぶりに会った里親仲間の方に
「しばらく見ないうちに、赤ちゃんがとても笑うようになったね〜」って言って頂くことが増えました。
それは、一緒に暮らしてる犬のおかげでもあります。
僕たち夫婦が犬に癒されているからこそ笑顔になることができ、赤ちゃんも笑うことが出来ています。
犬と一緒に暮らすことで、赤ちゃんがとても感情豊かになっていると感じています。
赤ちゃんは犬に興味持っているけど、犬にはフラレている
赤ちゃんは犬に対して興味津々ですが、犬にはフラレています。
赤ちゃんと犬が一緒に遊ぶという事は今のところわが家ではありません。
現在、赤ちゃんもハイハイができるようになり自分で動き回っているんですが、赤ちゃんが近寄ると犬が逃げますw
まだ0歳児の赤ちゃんは力加減ができませんし、近くにあるものは手に取ってしまいます。
以前、赤ちゃんは犬のしっぽをちょっと引っ張ってしまい、一目散にハウスに逃げ込んで・・・
そこから赤ちゃんに触られるのはちょっとNGとなってしまったようです。
力加減を覚え、犬と一緒に追いかけっこをしたり、ボール遊びをしたりするのは数年後かな・・・
犬が既に居る里親に、子どもを里親委託することについて
犬と赤ちゃんが一緒に暮らすことは、赤ちゃんにとっては良いことであると僕は考えています。
ですが、それはメリットばかりではありません。
犬と赤ちゃんが一緒に暮らすという事は、想定しなければいけないリスクも多くあるのです。
特に、僕たちのような里親の場合、社会から子どもを預かって育てるという立場の場合、常に考えなければなりません。
赤ちゃんと一緒に暮らすこと=新しく家族関係を作ること

赤ちゃんと一緒に暮らすことは、新しく家族を作ることですよ
里親の相談員の方に言われた言葉です。
僕たちはそれまで、「夫婦2人+犬」という生活スタイルで家族関係を築いてきました。
しかし、赤ちゃんが来たことで、「親子3人+犬」となりました。
そうすると、どうしてもこれまでの生活スタイルとは違ってきます。
実際の生活では、まずどうしたって「赤ちゃん」が優先になってしまいます。
- 犬と一緒に遊ぶのも、まず赤ちゃんのことが済んでから。
- 犬と遊んでいる途中で赤ちゃんが泣けば、赤ちゃんをあやす。
それまで犬が一番だった生活スタイルが変わり、犬には「我慢」をさせてしまうことになるのです。

里親に登録する前にその話を相談員の方から聞いた時は、正直とても怖かったし不安にもなりました。
一緒に暮らしている犬は、楽しい時はもちろん、不妊治療で一番ツラく悲しかった時も一緒にいてくれました。
彼らがいたからこそ、僕たちは夫婦は家族としていることができているといっても過言ではないです。
そんな彼らに不安やストレスを感じさせてしまうこと

そんな風に考えて、悩んだこともあります。
でも、ぼくは現在は里親として登録し、子どもも委託し、育てています。
それは確かに彼らに我慢を強いてしまうことだったかもしれません。
今だって彼らには、多くの我慢をしてもらっているでしょう。
それでも僕が里親として登録し、赤ちゃんを委託したのは、
という、根拠はないけど胸を張っていえる自信が、自分の心の中にあったからです。
実際にまだ、一緒に暮らして1年も経たないですが、その自信は間違ってはいないと今でも変わらず思います。
まとめ
実際に犬と赤ちゃんと暮らすという事は、「可愛い」ということだけでは考えてはいけません。
それは一緒に暮らす前からだけではなく、暮らしてからも常に考えなければいけないことだと思います。
しかし、常にお互いを考えること、それこそが「家族になる」ということですよね。
どちらも大事な存在だからこそ、飼い主としても親としても、彼らのことを考えていきたいと思います。